なんだか最近あんまり映画を観てないなぁ…。なんて少し前にツイッターだったかな? ボヤいていたのですが、今日も映画を観ました。何を観るか少し迷いましたが、以前ビブリア古書堂の事件手帖という映画を観て、すっかりお気に入りの女優様になった黒木華様が主演されているということで、日日是好日という映画を観ました。
日日是好日って「にちにちこれこうじつ」と読むんですね。読み方が最初わかりませんでした。もっとも以前と違い今は映画もタッチパネル方式でチケットを購入できるので漢字などが読めなくても困りませんが、以前のようにスタッフにどの映画を観るか伝える方式だと、タイトルが読めないのは恥ずかしいですね。以前、漢字でもないのにふきげんな過去という映画を観る際、「ふざけんな過去、大人一枚」と言ってしまったことがあります。スタッフも何事もなかったかのようにふきげんな過去のチケットを発券してくれましたが…。
蛇足はこのへんにして、映画ですが、ビブリア古書堂の事件手帖を見た時も書いた感想ですが、人によっては退屈してしまいそうな内容ですね。オイラもお茶にさほど興味があるわけでもないので、正直、最初の方の袱紗 ( 帛紗 ? ちなみに読み方は「ふくさ」です ) の扱いなどを時間をかけて解説するシーンなどは退屈しかけましたが。この映画を観ると、お茶、茶道の世界って凄いのかな…と思えました。
お茶にまつわるシーンなどでは、台詞もなく BGMもなく、雨や風といった自然の音や湯の沸く音、着物の擦れる音など、なんだか静かに見るシーンが長く続いたりもしますが、別に静寂なシーンということもなく、妙に長いシーンなのに、イラついたり退屈したりせず、固唾を呑むほどでもないのですが、ちょっと緊張感もある、なんとも不思議なシーンでした。主人公の典子がお茶を煎れるシーン…。
家族のこと恋愛のことも触れつつも、これだけお茶を中心にストーリーが展開するのも凄いですね。ラストシーンは良かったようなあっけないような感じでしたが…。
この作品のテーマなのか、作中にも台詞で出てきましたが、「世の中にはすぐわかるものとすぐわからないものの 2種類がある」…。この作品も一通り見るとわかったような気になりますが、この日日是好日という映画が実は「すぐわからないもの」なのかもしれませんね。
この映画、樹木希林様の最後の映画作品ということも話題になっておりましたが、本当になんともいえない存在感のある女優でしたね。今日の昼頃テレビを見ていたら赤木春恵様が死去されたニュースも流れていましたが…。樹木希林様のようなキャラの女優さんって、なかなか現れないでしょうから本当に残念ですが、この映画、観て良かった一作ですが、これは個人的な感想で、人にこの映画をお薦めするとなると、どこが見所かとか説明が難しいですね。
しつこいですが、ビブリア古書堂の事件手帖を見て黒木華様可愛い♪ と目がハートにならなければ、きっと見ることも無かった映画だったと思いますので、この日日是好日の中でも一期一会と言っておりましたが、本当に何がどこでつながるか…。人生って「すぐわからないもの」の代表みたいなものでしょうね。
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